いままでの3年間を振り返ると、わたしにとって4回生がKULそのものだった。
1回生のとき、負け知らずだった20期さんの試合をみて、わたしも駒陸の舞台に立ちたい、23期が4回生のときは早慶に勝って20期さんが日本一になれなかった悔しさを晴らしたいと思った。
2回生のとき、10月26日のB準決勝、11月3日のFinal3で大好きで憧れ続けていた21期さんの引退を目の当たりにして大きな挫折を味わった。それでも21期さんから得るものはとても大きく、わたしの原動力になった。
3回生のとき、ずっとわたしたちの前を歩いてきた22期さんがリーグ戦に出れないことが決まり、言葉では言い表せない思いになった。22期さんがどれだけのことをラクロスに費やしてきたかを身近で見ていただけに状況を悲観することしかできなかった。何もできない自分が悔しかった。
そして今年、15KUL。23期が4回生の一年が始まった。
この一年がどのようになるのかはいまこのときの一挙一動にかかっている。
わたしは4回生として、幹部として何をし、何を考え、何を残していかねばならないのか。
目標は3年前からはっきりしている。
『日本一』
このとんでもなく大きな目標を達成するには、とんでもなく大きな壁を乗り越えねばならない。
マネージャーという役割でこの目標にどう貢献するのか一人一人が考える必要があり、わたしがそれを牽引していかねばならない。
いまの状況に満足したらそこで道は終わる。関西関東の強豪校・社会人チーム、この状況、弱い自分に負けてはいられない。
やらなければならないこと、やれることをやり切るしかない。
この状況だからこそ立ち止まってはならない。前へ、前へ。
いまこそ本当に『克』たねばならないとき。