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2021

21KUL Emotion 〜TR 飯田なつみ〜

「全スタッフが同じスペックなわけがない」「スタッフもAB分けをしたらいいのに」という選手の言葉がずっとどこかに残っている。

 この人は私のことをどう評価しているのだろうか。自分はKULにとってマイナスなのかもしれない。自分が思っている以上に何もできてないのだろうか。何を伝えたいのだろう。これを聞いてどうしたらいいのだろう。


 試合の勝敗に直接関与できない私は明確な形で誰かと比べられることはない。シフト制だから、ちょっとくらい手を抜いてもAチームにいられる。いつもより少しだけ小さな声でアップをしても、ボトルケアをサボっても、ファウルを取り逃がしても、期限に遅れても、1回くらい遅刻をしても、それが原因で私のチーム内の位置付けが表立って変わることはない。「ただのトレーナー」だ。ただ、選手から、同じスタッフから、コーチさんから、応援してくださる方から、「そういうトレーナー」として見られることになるだけだ。


 私はそれがとても悔しいし、すごく怖い。


 だから、休部して戻ってきてからは特に自分の行動を見つめるようになった。マイナスになった部分をどう補ってチームにふさわしいトレーナーになるか、それをずっと考えている。3回生から1回も遅刻欠席をしないで、アップやトレーニングは毎回時間をかけて準備して、LINEの返信も見たらすぐするようにした。トレーナー業務に関わる勉強もたくさんしたし、審判派遣にもたくさん行った。最初は大変だったし、今までどれだけ惰性で部活をしていたのかを自覚して、とても恥ずかしくなった。

 4回生になった今では、無遅刻無欠席なんてここに書くまでもないことで、毎日のアップとラントレについて連絡するのも当たり前、トレーニングについて勉強するのも当たり前。テーピング、アップ、ラントレ、リハビリ、緊急対応、ボトルケア、ボールケア、審判、審判育成、班仕事、私にできることを全部やるのは言うまでもなく当たり前。審判をしたら振り返りを反省LINEとインスタに別の内容を載せて、チームに還元できそうなことを伝えるのもいつものことになった。他にも、1回生や2回生の頃なら考えもしなかったようなことが今では当たり前になっている。


 よく「当たり前の基準を高く」と聞くが、これはスタッフも同じだ。ただ、選手と違って自分のレベルを客観的に評価されたり、誰かと比較されたりすることがないので、あとどのくらい、どんなことをすればAになれるのかは分からない。しかも、自分の失敗は目に見えて分かるのに、上手くいったことの成果はごく僅かだったり、自分が上手くいったと思っているだけでチームから見たらなんでもないことだったりする。ここが難しいところだが、慢心することがないということだと思っている。私の伸び代は無限だ。



 引退が近い4回生は「チームに何を残せるか」を考えるべきなのかもしれない。特にスタッフは。でも私は最後まで「自分の成長」を追求したい。4回生という立場に甘んじて立ち止まってしまったら他のスタッフや選手に置いていかれてしまう。


 今までと同じように私は私のスピードで最後まで進み続ける。胸を張ってAベンチに入れるように、KULにふさわしいトレーナーになれるように。












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