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2020

20KUL Emotion ~DMFL #35 河合凌也~


らしくもなく柄でもないが、チームの話でもしようと思う。



「日本一」 KULに掲げられた“至上命題”。

しかしながらこの目標に果たしてチーム全員が真摯に向き合えているのか、これは俺の4年間の疑問。疑問だなんて言葉を濁しているが、答えは残念ながら明快で言うまでもなく「否」だ。



ではなぜ。KULはずっと日本一を目標に活動していて、この思いは何世代にもわたって繋がれてきたものだと思う。よく言えばそれが“伝統”になっていたわけだ、けれども原因はそこにあるんじゃないかと思う。「日本一」を伝統的に目指す土壌があるのはすごく良いことだが、当たり前のように日本一を掲げる環境・雰囲気が個々人の「日本一」への理解を阻害していたんじゃないかという仮説。


例えば「なぜ日本一になりたいの?」とか、「KULを経て何を得たいの?」とか質問の詳細な真偽はさておくとして、この類の設問を尋ねられた時に自分なりの答えを明示できる人が今のKULには何人いるのだろう。要はふわっと何となく部活に来ている人が多いんじゃないか、「周りの皆が…先輩らが…目指しているから…」そんな感じだけで自分の中でかみ砕けずに生活してる人が多いんじゃないかと。


行動は理由がないと正当化されないとはよく言ったもので、自分の中で自分だけの明確な“理由”がないから日本一に真摯に向き合えていないと思う。この“理由”っていうのはたぶん巷では“想い”とか“信念”といった言葉で表されているもので、今のKULはここが欠けている。“想い”が俺の中ではしっくりくるから以降は“想い”で統一するけど、皆もっと自分で「日本一」をかみ砕いて自分の“想い”を理解して、誰かの言葉を借りるならば“表現”してほしい。俺はこの想いが別に日本一に直接向いてなくても別にいいと思う、楽しみたいとか、負けたくないとか、仲間と一緒に頑張りたいとかなんでもいい。それがどんなにしんどい時でも自分の行動に結びつく揺るぎない本心からのものであれば。

そもそもこの想いがなければ部活やスポーツをやる意味なんてない。なければただの自己満足になり下がり、想いがあるからこそスポーツは多くの人を魅了し心を動かす一大文化になっている。KULの生み出すスポーツはそういうものであってほしい、そうありたいと強く思う。



じゃあ、俺の“想い”は何だったのかと言うと「歴史に名を刻む」それだけだった。

初めて関東以外で日本一になった大学って言われたかったし、FALの連覇を止めたのはKULだって刻みたかった。そして京大生がスポーツで日本一になるという日本を貫く感動を巻き起こしたかった。プレーの話をすると、俺が最強だと証明してDMFの新時代を幕開けさせたかった。全部PDして全部クリアして、全部ブレイク作ってゴールにぶち込む、DMFを新入生が目を輝かせてやりたがるようなラクロス界の花形のポジションにする、それが俺の“想い”。「仲間と一緒に喜びを分かち合いたい」みたいな高尚な“想い”ではなく、自己顕示欲だけにまみれたうす汚い“想い”だと自分でも笑ってしまう。けれどもこの想いがずっと根底にあったからこそ、俺は4年間誰よりも頑張れたし、誰よりも成長したし、誰よりも感動の渦の中にいて感情が揺さぶられたし、そして誰よりも素晴らしく誇れるかけがえのない4年間を歩んでこれたと思う。



KULのユニフォームを背負うのも後1ヵ月。刻む場所は駒沢ではなくなったけれども、最後まで20KULの足跡と最強DMFとして京大の#35の名を日本ラクロス界に深く刻み込んでやる。


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